『JUNK HEAD』好きであれば、この世界観にハマるはず。制作にティム・バートンが絡んでますので、ダークな世界にちょっと気恥ずかしいヒューマニズム入りますが、『JUNK HEAD』にも、まあ、ありますしたから。歪んでましたけど。
素直に感動いたしました。戦闘シーンが光ります。よく考えられている。
脚本について敢えて難点を言えば、勧善懲悪にしなければよかったかな、と。麻人形が命を吸われてマシンが覚醒するわけですが、ここ、悪のマシンでなく、善のマシンとして稼働して地球を再生する話にしたらどうだったろう。意外性で勝負。別に観客は、アクションありきで映画を観ているわけではないわけで。
捻りすぎると観客は置き去りになるわけで……。結局クリシェと折り合いをつけざるを得ないわけですが。
舞台が明らかになるや、小学生低学年の子どもたちが、「あ、ウクライナみたい」と言ったのは、刺さりました。舞台は人類滅亡後の地球ですから。