あおいことり

ハードラックヒーローのあおいことりのネタバレレビュー・内容・結末

ハードラックヒーロー(2003年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

持ち点1.0±
★演者 0.5
★演技 0.5
★脚本 0.25
★美術 0.25

V6初主演映画、撮影期間は1週間。
同じ場所に居合わせた男たちの三つの不運をそれぞれの独立した時間軸を用いて、三方向から一点に向かわせるように描いたクライムコメディ風の作品。

《感想》
セクシーなお姉さん、岡田君のダンスが気に入ってる。長野&坂本君がヤクザに囲まれるシーンも面白くて笑った。古田新太さんの拳銃の腕前が見事だった。突っ込みどころはコメディなのでスルーしましょう。
V6ファンの方にはとても貴重な映像だと思います。

《考察》※憶測メモ、スルー推奨
起となるいのっち&岡田ペアの八百長試合では、うっかり足を滑らせたばかりにヤクザに追われる不運に見舞われます。承となる長野&坂本君はヤクザ達の具体的な情報と次のペアに繋がる小道具を明かすパートを演じます。また、たまたま食事に入った店が摘発され警察に追われる不運を味わうハメになった様子が描かれます。転は森田&みやけんで新たなハプニングが発覚します。結末へ向けての伏線がはられます。彼等の不運はヤクザの息子に車の弁償を迫られ、賭け金を盗むためにその場に居合わせた事です。

結末は3台の車が衝突した。後は好きに考察して終わらせて良いようです。

ひとつ前に時間を戻します。
それぞれがお互いに言葉を掛け合います。

いのっち&岡田
悪い、巻き込んじゃって。
いいっすよ、別に。

長野&坂本
俺レーサーになりたかったんだ。
向いてると思うよ。マジで。

森田&みやけん
絶対に死ぬんじゃねえぞ。
死にたくねぇよ。

さらに時間を戻します。

いのっちはトレーナー、岡田君は本物のボクサーとしてジムで特訓。岡田君が本物のボクサーだったら八百長に巻き込まれる必要はありませんでした。

長野君はレーサーになり彼女と幸せになる夢を叶えます。坂本君は企画書を失くして落ち込んでいましたがプレゼンが成功しました。二人とも怪しい店で無駄な時間を過ごしていなければ不運を回避出来ていたかもしれません。

森田君はみやけんが回復して喜ぶ姿、みやけんは願いどおり命が助かります。粋がらずにいれば、若いだけに違った生き方があったかも…悲しい。

そしてベットのシーンに戻ります。
ベットにみやけんはいないので、事故ではなく銃弾で亡くなった可能性があります。
他のメンバーは車の衝突が原因かと…。
画面が白くなるのは、衝突の衝撃。3台の車が衝突するシーンでひとつの物語として完結します。

でも、それだと悲しすぎるので…。

3台の車が衝突して死にかけ、白昼夢を見た。みやけんは集中治療室にいる。
これもアリかなと思います。
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