しいこ

プラダを着た悪魔のしいこのレビュー・感想・評価

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
4.7
”ファッションはなんだって叶えてくれる。でも、人生は自分で歩み出すもの”

仕事を探すアンドレアは、超一流ファッション雑誌「ランウェイ」の編集長ミランダのアシスタントに抜擢される。ミランダは例えるならば、悪魔。無茶振りが通常運転で、少しでも間違ったことを言ったり、遅れたり、できなかったりすれば、厳しい叱責。そんな中で、真面目でファッションに興味がないアンドレアが、アシスタントとして彼女に立ち向かっていく様子を描く。

ジミー・チュウ、エルメス、そしてプラダ。次々と出てくるブランド物のファッションに女の子は羨望の眼差しを一心に送りたくなるのは明白!
そして、アン・ハサウェイの魅力を知りたいならこの一本。地味な時だってかわいいけど、そこからナイジェルにイメチェンさせてもらった時の彼女の変貌ぶりには、目を見張るほど。
編集長役のメリル・ストレープも強く生きる仕事ができる女性を好演。眼ざしは怖いけれど、こういう人が世界の中トップに立っているんだろうな。
私は自分にファッションセンスがあるとはつゆほどにも言えないけど、あったらきっと世界が違うだろうし、お金をかける理由も分かる。だって、女の子は着飾った自分を鏡で見ることが何よりも好きなのだ!

年に何度も見たくなる映画。
特に、なにが素敵かって?
アンドレアの決断。痺れるぐらいに、女性として憧れる。女の子なら見なきゃ損と声を大にして言いたい。
しいこ

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