トミー

八州遊侠伝 白鷺三味線のトミーのレビュー・感想・評価

八州遊侠伝 白鷺三味線(1955年製作の映画)
3.6
深い恋仲にあった主人公・源太郎とお町はとある理由から離れ離れになってしまう。
源太郎は叔父の命により狼藉を働く役人を調べる為に下総に向かい、とある縁からヤクザ稼業の一家の世話になる。
そしてお町も源太郎を追って下総に着き、別のヤクザ稼業の一家の世話になる。
しかし、お町と源太郎を執拗に狙う秋山は幾度となく彼らの前に立ち塞がる。
源太郎を中心としたヤクザ同士の諍いと、彼を恋慕う女達の情念が渦巻き次第に大きくなっていく。

主人公を演じた高田氏の見事な歌と三味線に殺陣シーンと見所満載の100分である。
幾つもの陣営に複雑に絡み合う人間模様は理解するのが少し難しいかもしれないが、その分満足感もある。
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