ピアース・ブロスナンによる007シリーズ第4作(シリーズ全体では20作目)。
豪快な乗り物チェイスが魅力だったブロスナンボンド最終作はホバークラフト戦に始まり改造車VS改造車も披露する豪華っぷり。中盤ではフェンシングによるアクションも披露され、格闘アクションにも期待がかかる…が、クライマックスのアクションが今ひとつなのは過去作通りだった。
ボンドの監禁・拷問、そしてMI6離脱というショッキングな幕開けに対して、後半は割といつもの007な感じのストーリー。トンデモ兵器やトンデモ思想を持ったどこか懐かしさのある敵や、北朝鮮を絡める時代を反映させた設定。007の歴史を改めて感じた1作だった。
007全作鑑賞してきて、それぞれのジェームズ・ボンドベストを。
ショーン・コネリー『ドクター・ノオ』
ジョージ・レーゼンビー『女王陛下の007』
ロジャー・ムーア『私を愛したスパイ』
ティモシー・ダルトン『リビング・デイライツ』
ピアース・ブロスナン『ゴールデンアイ』
ダニエル・クレイグ『スカイフォール』