ぶらいとん

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2のぶらいとんのレビュー・感想・評価

4.8
ネタバレあり

未来のマーティーの息子を救うべく、1985年から2015年に行くドクとマーティーとジェニファー。

2015年は見た私にとっては8年前。
1985年のゼメキスは30年後の未来をこう想像していたのか。かなってるものも、叶ってないものもあり面白い。飛び出してくる広告は近いものが新宿アルタ前に存在してるが、地面から浮いて走る車やスケートボードはまだない。リニアモーターカーがそれに近いっちゃ近い。
古いSFものをこういうふうに見れる楽しさ。そこまで年数が経ったのが感慨深い。色褪せない、ワクワクする映画。

2015年から1985年に帰る前に、ビフにタイムマシーンを使われてしまったあと、ビフは同じ世界に帰ってきた。ビフが過去に戻って、金持ちにしたはずなのに、なぜ世界が変わっていないのか?はじめ、これは制作側の間違いかと思ったが、その考えが間違いだと後から気づいた。

ビフが1985年よりも前のビフにスポーツ年鑑を渡したのだから、1985年にマーティーとドクが戻った時に、ビフ帝国ができていた。でもそのあと、ビフが過去に加えた変化をマーティーとドクを取り消し、元に戻せたのだから、2015年は変わらないまま。だから、ビフがあの時点で何も変わっていない2015年に戻ってくるのは筋が通っている。(これに気づくまでにめっちゃ考えた。その時間すら楽しかった)

よく練られた脚本と夢を与える映像。
最高の作品や!