Kenta

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2のKentaのレビュー・感想・評価

5.0
王道SF作品のシリーズ2作目。
今回の舞台は2015年の未来…!当時に考えられていた2015年の世界。今となっては映画と現実を比較できるが、公開時は未来の行く末の妄想が掻き立てられたに違いない。

Part1のすぐその後。マーティとジェニファーの目の前に突如現れたデロリアンに乗ったドク。ドクは将来のマーティの子供が大変なことになるため、未来についてきてほしいと半ば強制でお願いをする。そして、ジェニファーも連れ、未来へとタイムトラベルをする。
2015年のヒルバレー。マーティとジェニファーは結婚しており、子宝にも恵まれていた。が、息子は逮捕で犯罪者になる未来が明らかになる。それを阻止するため、マーティは息子に変装をし、未来を変えようとするが、そう上手くはいかず…。

個人的にトリロジーで一番好きなパート。
なんと言っても未来編ってのが素晴らしい。当時から見た2015年の未来は、だいたい約30年後の未来であるにもかかわらず、ここまで面白く仕上がっている。しかも、ここで描かれた未来は割と実現してる部分も多いのもまたいい。当時を知っている人からしたら、2015年は大盛り上がりだっただろうなー。正直、羨ましい限り。

ややこしいタイムトラベルネタも案外スッキリと。
タイムトラベルネタの映画にありがちな難点は、タイムパラドックスである。しかしながら、観ていてややこしくなることはなく、最後まで完璧に出来ている。Part1で作り出されてしまった新しい過去の現実も含めるため、こんがらがりそうとか思っていたが、そんな心配は要らなかった。

タイムトラベルを取り扱っているからこそ比較ができる。
5年前に過ぎた2015年。それを知ってる今なら今作をもっと楽しめる。未来の妄想を膨らませるのも楽しいとは思うが。
プロット、キャスト、世界観等々については、何もかも文句なし。誰にでもオススメできるし、みんなに愛される傑作中の傑作だった。
Kenta

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