べすぱ

カフーを待ちわびてのべすぱのネタバレレビュー・内容・結末

カフーを待ちわびて(2009年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

原田マハさんの美術を題材にした小説は好きでよく読むが、主人公が女性の場合や恋愛題材はあまりピンとこず読んでいない。
本作も小説は未読も題だけは知っていた。

別の男と駆け落ちして島を去った母を持つ主人公が、グレもせずよくも優しく育ったなぁと、うちなーたいむ流れる離島ののどかさがよく描かれている。

ユタのおばあの予言でハッピーエンドは確定。(予言がなくても雰囲気的にもうハッピーエンドでしょ、と)

ただ駆け落ちして息子を捨てた母が、駆け落ちした先の義娘にその子の事を話すものだろうか。
とりあえず死期を悟った母が話したとして、その話を聞いた義娘が、駆け落ちされた側の息子の書いた絵馬(しかも住所付)を、タイムリーに旅先で見つける事が可能なんだろうか。

フィクションなので可能なんだろう。
これらは伏線なので全て明らかになるのは最後の最後なのだが、縁という言葉では片付けられない強引さは少し引っかかった。

カフー=果報
寝てまてと言うが、お互い行動を起こしたから起きた奇跡。
馬鹿げた願いでも、なんのきっかけになるか分からない。
べすぱ

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