トノモトショウ

ユメ十夜のトノモトショウのレビュー・感想・評価

ユメ十夜(2007年製作の映画)
3.0
夢という脈絡のないものを描く難しさを実相寺は簡単に飛び越えていき、小泉今日子の妖しげな魅力もあって、訳の分からないものに意味を与えている。得意のホラーの文脈で存在感を示した清水崇、ひたすら馬鹿馬鹿しい松尾スズキ、独特なSFアニメで新解釈をもたらした天野喜孝など、面白いものもあるが、すべて実相寺にやらせた方が良かったのかもしれない。