希死念慮

悪の教典の希死念慮のレビュー・感想・評価

悪の教典(2012年製作の映画)
3.7
2012年に公開されたスラッシャー/スリラー映画。主演は伊藤英明に続き二階堂ふみや染谷将太、山田孝之など豪華なキャストが出演。以前小説を読んだのがきっかけで鑑賞しました😼

高校で英語の教師をしている蓮実聖司は抜群のルックスと朗らかな性格で生徒からの信頼も厚く慕われていた。ところが蓮実には"隠されたもう一つの顔"があり、嘘に嘘を重ね続ける蓮実だったが次第とパズルは崩れ出していき_______ そして焦った蓮実は恐ろしい行動に出る。

スラッシャー映画としての完成度が非常に高く血しぶきや殺害シーンに粗雑さがまるでない。粗削りだけど下品さは無く豪快な映像には思わず魅入ってしまいました😳
何より伊藤英明さんの演技が凄く良い。表情や動きではなく"雰囲気"で伝わってくる。上映時間は2時間9分と長めなのですがストーリーが間延びする事は無く非常にシンプルに纏められた作品だと思いました。

大体こういう映画を観ると「どうせ誰かは生き残るでしょ」とか「殺人鬼も少しは慈悲の心を見せたりするでしょ」なんて思いますが、この作品は本当に慈悲も希望もありません😌それが良い。
希死念慮

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