果糖

壮烈第七騎兵隊の果糖のレビュー・感想・評価

壮烈第七騎兵隊(1941年製作の映画)
4.5
140分あるのに全く退屈しない。爆速は正義。基本直進しかできない男と、ひたすら一方通行的に捲し立てる女が束の間並び歩いて、方向転換で脱臼→即時和解の出会いの場面からしてもう運命的。夫が戦場にしか生きがいを見出せないことを悟り、なんとか軍に戻れるよう画策する妻の「献身」。そんな諸々をへた、死別を先取りする帰結のやりとりもすごすぎ(へたり込む、というより倒れ込むオリヴィア・デ・ハヴィランド!)男同士の価値観の相剋が劇的決着する酒場のシーンも最高(なので後の拉致→戦死の流れは死体蹴りのようで蛇足だった。あそこで締めていい)。
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