これぞロメール映画名物「めんどくさい女」の典型ですな。
ベジタリアンである理由やら、漁村までついて行った理由とか、言う必要のないことをクドクドとクドクドと…。イライラするけどサイコー。
本作ではナンパ野郎たちとのくだらない会話をフル尺で撮ったりと、ロメールはどうでもいいような会話を並べた挙句、終盤にドドドと刺さる会話またはセリフを放って心地よいカタルシスみたいなサムシングを与えてくれる。前フリにくだらない会話が必要だったことが最終的に分かるので、せっかちだった若い頃にはその良さが理解出来なかったはずだな。。
あと漁村を歩いていて「緑の光線」という名の店を見つけたときの驚きの表情が何だかマヌケで印象に残りました。