自分でも自分のことがよくわからないと嘆くデルフィーヌの気持ちがよくわかる。旅先で出会った4人で話して、そのうち2人が良い感じ、もう1人の男性は自分に話を振ってくれなくて無言。あの時のデルフィーヌの演…
>>続きを読む理想の人に出会えない、自分には何の価値もないと悲観する主人公デルフィーヌ。どう過ごそうか迷いながら送る彼女のバカンスを描いている。
自然な会話に引き込まれるし、デルフィーヌの独特のこだわりが会話に…
このレビューはネタバレを含みます
わ、私くらいいっぺんにいっぱい喋るじゃん。情緒不安定で急に泣き出すところに我が身の既視感。私もよく「考え過ぎ」って、もっとイージーに踊りながら生きよって言われます。ムカつくよね、ああいうの。あなたと…
>>続きを読む今回の格言「心という心の燃える時よ、来い。」というランボーの詩から始まり、ランボーの一番有名と言ってもいい詩「何が、永遠が、海と溶け合う太陽が。」で映像的に完結するのが詩的で美しいです。
同上の詩…
ヌーヴェル・バーグの中では最も好きな作品のひとつ。世俗的な性的欲求に対する女性のアンビバレントな揺れ動きというありふれた題材を軸として、バイオリンの無調音楽、ランボーの引用など、さりげない芸術性が押…
>>続きを読む(c) 1986 - LES FILMS DU LOSANGE- C.E.R. COMPAGNIE ERIC ROHMER