よー

劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロストのよーのレビュー・感想・評価

5.0
2024年44本目
パラダイス・リゲインド前に復習したくて鑑賞。
前回見た時は555を見ている途中だったが今回は全話鑑賞してから視聴。
ここから感想(今回の感想は仮面ライダー555が大好きな人の感想です。)
傑作すぎる。
そもそも映画として見せ場のシーンが多すぎる。
カイザVSサイガも見どころ満載だし、ファイズVSサイガ、ファイズVSオーガもとんでもなく面白い。
さらにリアルタイムだとウルフオルフェノクとブラスターフォームの先見せというサプライズもあったのだから凄すぎる。
555の魅力の一つとしてとにかくカッコいいアクションがあると思うが、それが存分に発揮されている映画だった。
アクションだけが見どころではない。
ストーリーも「仮面ライダー555」を凝縮している。
人間とオルフェノクの物語。
種族同士の憎しみ合いやすれ違いがこれでもかというほど描かれる。(本編だとその点で草加が嫌なやつなのだが、今回は控えめで水原がとにかく嫌なやつである)
そのすれ違い、憎みあいが本当に人間味溢れている。
井上敏樹の作風だなと感じる。
短い尺ながら丁寧に人間とオルフェノクの物語を紡いできたからこそのラストの「巧は巧だから」が感動的である。
キャラクター描写も魅力的で靴を燃やせないミナが本当に井上敏樹の質感のキャラクターだった。
また、この短い尺ながら555の魅力であるちょっとした笑いどころがあるのも良い。
巧と真里のちょっとした掛け合いが良い。
本編とは違うパラレルの世界だが、その違和感をカイザが現れて逃げる一般民衆で描いているのも上手いなぁという印象。
首だけの村上社長とかツッコミどころはあるのだけど、見返してより大好きになった作品です。
パラダイス・リゲインドの期待度が上がってしまった。(Pも脚本も監督も同じだから期待してしまうよね)
よー

よー