二兵

スペースインベーダーの二兵のレビュー・感想・評価

スペースインベーダー(1986年製作の映画)
3.4
トビー・フーパー監督追悼として鑑賞。

地球侵略を目論む邪悪な宇宙生命体との戦いを、子供の目線を通じて描いた作品。

良い意味で色々どぎつい作品が多いフーパー監督の中では、割りかし観やすい方ではないだろうか。B級っちゃあB級なので、苦手な方は苦手だろうが…。

前半、親を始め、親しい人たちがどんどん操られて、日常に非日常が侵食していく過程がなかなか秀逸。子供にとっていちばん怖いのは、親が親で無くなることなのだ。劇しんのオトナ帝国を思い出す。

しかし、一番怖かったのは、操られた親でも宇宙生命体の真の姿でもなく、カエルを喰らうあの先生だったのが…(苦笑)。

最後、親と分かれて自立するのかな、と思いきゃ、まさかの…なオチ。とはいえ、ホラーはこうでなくては!
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