終わってしまった。
いや、正確には2で終わってる。
この3は1の前日譚。
監督もジョン・ウーじゃないしね。
それでも、チョウ・ユンファが出てくるだけでテンションが上がるのよ。
マークが好きなのよ。
マークになりたかった少年期。
1974年、ベトナム戦争末期のサイゴンが舞台。
マーク以外はお馴染みのキャラは出てこない。
そんな中、このシリーズでは初の女性キャラ登場。
名前がキット。
ちょ、ちょ待てよ。
キットはレスリー・チャンで使った名前。
なぜキットにした。
しかしまあこのキットが強い。
マークより全然強い。
髪型のクセも強い。
結局、この謎の美女キットに男たちが振り回されるという、全然男臭くも男らしくも哀愁も浪漫もヘチマもないシリーズ3作目。
逆に言えば、1と2は女性目線を完全に無視した映画とも取れる。
ようやくホーが出て来たと思ったら、ホー役が時任三郎だし。
広東語めちゃくちゃ上手じゃん!って思ったら違う人の声だった。
いやー、やっぱりホーはティ・ロンじゃないとしっくりこない。
肝心の銃撃戦は、今回もなかなか派手は派手だし、バズーカや戦車が出てくるシーンはテンション上がるけど…
何かね、守るものが薄っぺらいからかは知らないけど、気持ちが入らなかった。
最終的に、パットという青年が1番いいところを持っていき、劇終。
たぶんこのシリーズ、1と2が傑作過ぎて、3が普通以下に見えるけど、そんな言うほど駄作ではないですよ。
もちろん1、2には到底及ばないけど、これはこれでマークを堪能すればいいのさ。
男たちの挽歌シリーズ、これにて終幕。