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ラビット・ホールのmisakiのレビュー・感想・評価

ラビット・ホール(2010年製作の映画)
3.4
子どもを亡くした辛さから乗り越えられずにいる夫婦と事故の時車を運転してしていた男の子。みーんなが自責の念にかられて「自分がああしなければあの子は」って心から後悔してる。簡単には立ち直れない。思い出は捨てられないし、勝手に消えてくれもしない。乗り越えるということは、思い出と一緒にこれからを踏み出す決意をするということ。
あの男の子は、ラビットホールという名のパラレルワールドを描くことで思い出から逃げていたんだと思う。夫も動画を見続けて思い出から逃げていた。そんな周りをみて、ニコールは逃げてはいけない、でも捨てることは出来ないんだと気づく。
登場人物みんなが、これからを歩む決意をする。


ニコールキッドマンは本当に美しい外見の持ち主だけれど、彼女の本当の魅力はやっぱり演技力。。
私は彼女の"泣き"の演技はものすごく上手だと思う。
感情剥き出しで、演技とは思えないほどに自然に涙がたくさん流れて。。ものすごく自然。本当にその当事者なのかと思うほど。
これこそ大女優だな、、と。圧巻でした。
彼女とアンジェリーナジョリーの"泣き"の演技は目を見張るものがある。。

ニコールの演技力によって支えられている映画。
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