SKHMの影

ラビット・ホールのSKHMの影のレビュー・感想・評価

ラビット・ホール(2010年製作の映画)
3.6
高校生の少年が二歳の子供を轢き殺した。あくまで不慮の事故だが、少年が笑顔で被害者の親と話すまでにはどれほどの時間を要すだろうか。この映画はその点、あまりにも優しすぎる。また、A・エッカート扮する父親が、少年を憎んではいないと言う。俺は、子を失くした親の気持ちはわからないが、敢えてもっと憎め、と言いたい。憎んで憎んでその先にある世界を見てみたい。それを映画に求める。N・キッドマンとA・エッカートのぶつかり合いは、見ていてある意味それに近かった。
SKHMの影

SKHMの影