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ラビット・ホールのniwaのレビュー・感想・評価

ラビット・ホール(2010年製作の映画)
3.3
半身をもがれるような喪失は、目を逸らそうとしても逃れられずにのし掛かる。悲しみを和らげるために色々試しても良いし試さなくても良い。極端に自棄にならなければ何だってすれば良い。周りを傷つけたのなら後で後悔するだろうから、時間をかけて修復すれば良い。結局、隣にある悲しみと距離感を調整しながら生きるしかないのかな。ラビットホールの中にある世界、別の幸福な自分、それは主人公にとっては癒しだったのかもしれないけど、そんな想定は私には辛すぎる。
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