バニラバニラ

ロード・トゥ・パーディションのバニラバニラのレビュー・感想・評価

3.3
この作品もダニエルクレイグが好きで何度も
見ています。もともとマフィア映画はあまり見ないので、ゴッドファーザー位しか知らないですが、これは親子愛を描いたドラマです。一夜にして全てが変わり、昨日までの日常はもう無くなってしまった主人公のトムハンクスと、その息子のどこかぎこちない親子関係、アイルランド系マフィアのボスのポールニューマンとダニエル演じる残念な問題児の実子コナー、ダメダメなんだけど、可愛い。ダンスするとこがステキです。そして後継人として面倒を見てくれたそのボスと主人公との親子のような関係。映像も美しくて、重厚感があって良いです。
トムの息子役の少年もすごくいいし、ジュードローの殺し屋も不気味で良かった。
何しろ全ての映像が美しくて、雨の中の銃撃シーンやコナーのラストシーンも素晴らしかった。ああいう演出好きです。ゾクッとします。ポールニューマンとトムハンクスの地下室での会話も悲しくて、それが全ての答えなんだって所ですね。どんなにしょうもない奴でも実の子は可愛い。その事に気付かされる主人公の絶望感。
すごく引き込まれました。