ロード・トゥ・パーディションの作品情報・感想・評価・動画配信

『ロード・トゥ・パーディション』に投稿された感想・評価

BOB

BOBの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

サム・メンデス監督の長編2作目。父と息子をテーマにしたギャングドラマ。

1931年冬イリノイ。ギャングの殺し屋として働く男マイケル・サリヴァンの息子が、殺しの現場を目撃。証拠隠滅のため命を狙われる。

"I'm glad it's you."

さすがはサム・メンデス監督。知名度はそれほど高くない気がするが、大傑作だった。ストーリー良し、俳優良し、撮影音響演出良し。感動の余韻に浸った。

少年がギャングの父親と過ごした6週間を回想する。妻子を殺され子連れ狼となった男による逃亡&復讐劇と並行して、父親と息子の心の交流が描かれていく。ギャングのボスと、その二人の息子によるドラマも見応えがあった。

高級感、重厚感のある映像が美しかった。枠・窓・ドアを利用した構図はキマっているし、カメラワークも興味深い。特に、ギャング映画の古典『民衆の敵』を彷彿とさせる雨の襲撃シーンは圧巻だった。ジュード・ローが高架下から登場するシーンも、めまいショットっぽくて印象に残っている。

撮影監督は、サム・メンデス監督のデビュー作『アメリカン・ビューティー』に引き続いて、コンラッド・L・ホール。彼は『明日に向って撃て!』や『暴力脱獄』でポール・ニューマンとも組んできた名撮影監督。

4人の名優の共演が見れるだけでも十分すぎるほどの価値があった。
・本作が引退作となったレジェンド、ポール・ニューマン。二人の息子に挟まれて苦悩する父親としても、威厳あるギャングのボスとしても見事だった。『ハスラー2』とは対照的なラストを迎える所に、ギャングの宿命が詰まっていた。哀愁があった。
・トム・ハンクス。ギャングのイメージは全くなかったがしっかり様になっていたし、息子想いの良き父親としては完璧なキャスティングに思えた。身寄りのない自分を育ててくれた父親へのやりきれない想いもひしひしと伝わってきた。
・ダニエル・クレイグ。自己中心的で親泣かせのボンボンを好演。バスルームで射殺されるラストシーンは、『カジノ・ロワイヤル』のプレタイトルシークエンスが頭をよぎった。
・ジュード・ロー。役作りで髪を抜き、死体写真家兼殺し屋を怪演。はっきり言って変態野郎だが彼が演じるとどこか華がある。

30年代のギャングファッションや、ロールス・ロイスが格好良かった。ポール・ニューマンとトム・ハンクスによるピアノの連弾は心に残る名シーン。

"Why are you always smiling?"
"'Cause it's all so fuckin' hysterical."

"Well, I suppose it was because Peter was just... such a sweet little boy, you know? And you... you were more like me. And I... didn't want you to be."

519

このレビューはネタバレを含みます

・彼は僕の父親でした。
 父として、子供に対して願うことは
 何か。セリフで語らないほうが
 映画的でいいなーと思いつつも、
 暖炉前のシーンがとても印象的で
 いいメッセージと愛情に溢れていた。
 迷いと後悔、まっすぐな眼差しの対比
 である。サリバンがルーニーに対して
 思う感情とも、リンクしており(子と
 して、親として)、複雑でした。
 トムハンクスさすがだが
 やはりこういう役ばかりだな笑

・反射を活かしたカット、雨の中マンシンガン片手のスーツと帽子・コートの男、カッコ良すぎるシーンが多かった!
Ryan

Ryanの感想・評価

3.7
子連れ狼というよりレオン


ストーリー
1931年、アメリカ。父親代わりでもあるギャングのボスの下で働く男が、あるきっかけで自身の妻と次男を殺されてしまう。12歳の長男と町を出た彼は復讐を誓うが、2人の後を非情な殺し屋が追っていた。

主演 トムハンクス
監督 サムメンデス


長年気になっていた作品
パケ写のトムハンクスがトムに見えなくて期待大にして鑑賞
なるほど、サムメンデスです。
ストーリーもよく出来ていて決して見やすいテンポではないが子供視点からと大人視点の描き方がよく出来ていた。
子連れ狼を意識してるならもうちょいエモいシーンも見たかった。
どちらかと言うとレオン寄りである。
雨の中のシーンは最高にかっこよくツバがしっかりした帽子を被りたくなる。

キャストも豪華で新旧スターが勢揃い
ダニエルクレイグ、ポールニューマン、ジュードロウ
特にポールニューマンの演技が凄い
優しさもありながら1番葛藤する難しい役割
息子と息子のように愛す、この板挟みの演技に泣きそうになる。

とても静かでだんだんトムハンクスがトムハンクスらしくなっていく映画
サムメンデス3作品目

やはりこの人はこうゆうロードムービー系が好きやったんやなぁ〜と実感。
とある事件をきっかけに旅に出て、2人の主役たちが成長する話。
ただ、そこには単にハッピーさがあるだけじゃなくて気持ち悪い不気味で悲しい話であるけど、ちょっとした成長する話がある。
焼け野原になった荒野に最終的には一輪の綺麗な花を見せてくれる感じ⁈

今回その演出を見せたのが、音楽とライティングと雨じゃないでしょうか?
終始暗くて、ちょっとした楽しいシーンはロケで笑顔が入り混じっている。
ギャングの殺しという世界に息子を取り込んでしまったけど、その息子を守らざるを得ない理由から取り入れてしまった。ただ、終始その息子を絶対にこの世界に入れまいとする父親の姿が描かれていて素晴らしかった。

それに気づき始めるマイケル。
最初と最後のマイケルのNAで、彼から父親になっていたのはベタやけど良かった。
マイケルも最後はセリフで言ったけど、表情や行動からもそれがどんどん伝わって来て見入ってしまった。

その中でこの1枚1枚絵かのような絵作りには脱帽しました。このグラデーション具合はどーやってやっているのやら。。。
ほとんどHMIを使ってるっぽいけど、、、
この渋さはどうやって表現したのやら…

これはご人的にはロードムービーの中でも上位に入る作品でした〜

チェケラー
理事長

理事長の感想・評価

4.1
✒️あらすじ
1931年、イリノイ州ロックアイランドの町。良き夫であり2人の息子の父親であるサリヴァンには、マフィアの幹部という裏の顔があった。サリヴァンはボスのジョンから息子のように愛されていた。サリヴァンの2人の息子にも実の孫のように接するジョン。そんな父ジョンを実子コナーは、苦々しく思っていた。ある日、幹部会でコナーはヘマをしでかしたとジョンに責められ、追い詰められたコナーは、父への恐れとともに、サリヴァンに対する嫉妬と憎悪を膨らませていく…


✒️感想
トム・ハンクス、ポール・ニューマン、ジュード・ロウ、ダニエル・クレイグ...
なんという名優の集まり...
この役者のネーミングだけでこの映画自体すごく引き締まりそうなんだけど、実際めちゃくちゃ引き締まっている作品に仕上がってます。
そして、トム・ハンクスがマフィア役をやっているというかなり貴重な作品。

そのマフィア役で復讐劇を演じていくんだけど、道中で復讐を企む憎しい顔と息子との親子愛に溢れる顔の雰囲気を表すのが、すごく上手かった。
先程言った通り、親子愛もひとつのテーマなので、残酷なシーンが続くわけじゃなく、緊張と緩和を丁寧に表現出来てました。

最初から最後まで物凄く悲しい物語なんだけど、どこか美しいです。
ギャング・マフィア映画って「残酷」とかそういう表現はあるけど、「美しい」という印象を受けるのは少ないんじゃないかな🤔

単なる暴力的なギャング・マフィア映画とは一線を画した作品なので、ギャング・マフィア映画が苦手な人に見て欲しい作品ですね🤠


✒️作品情報
『ロード・トゥ・パーディション』は、アメリカのミステリー作家であるマックス・アラン・コリンズ作のグラフィックノベルならびにそれを原作とした同名のアメリカ映画。
題名「地獄への道」は原作者が執筆の際に影響を受けた『子連れ狼』のキャッチコピー「冥府魔道を行く父子」からきている。

大恐慌時代のシカゴを舞台に、マフィアの世界の掟と、父と息子の絆を描いた人間ドラマ。
いやいやいや、眉間にしわ寄せ強面寡黙パパハンクスとか解釈違いなんだけど…、と思っていたけれど、やっぱりトム・ハンクスは神。

狂気ジュード・ロウもいいし(こんな歯並びだったっけ?)、息子くんの演技にはスタオベだった。

最近、途中で無駄死にするモブに思いを馳せてしまい、かなり辛くなっている。殺人社会はダメですよ…、ほんとに…。

音楽の使い方とか良かったな〜。
こんな役のトム・ハンクス初めて見たから、改めてトム・ハンクスはすごいなぁとと思いつつ、まぁ結局不憫で元気な役の方が好きかなぁとも思いつつ。

それにしてもディズニープラスの映画の説明雑すぎない?
blackcandy

blackcandyの感想・評価

2.9
ポール・ニューマン見たさに視聴。
結局殺し屋は今までたくさん殺してきただろうから妻子を殺されても因果応報よね。
長男を守りきったけど特に共感はできず。
りさ

りさの感想・評価

3.5
始まりの葬儀の感じが混沌としてたわりに、後半はシンプル。
途中の息子くんの運転可愛い。
kaikaita

kaikaitaの感想・評価

3.7
期せずしてポール・ニューマン出演作を続けて。慈悲深さと清濁合わせ飲む感じが素晴らしかった。こんなこと言うのもアレだがやっぱり名優だね。

ボンド抜擢前?のダニエル・クレイグ、やっぱりもともと悪人面だから悪役も似合うが、今作は情けない馬鹿息子役もしっかりこなしてたと思う。

「こういうのでいいんだよ」といった具合のよくある感じのお話の割に豪華キャストの演技炸裂!というのがアンバランスで面白かった。

サム・メンデスの映画は007の2作しか観てないけど画面がかちっと決まってるよね。
financier

financierの感想・評価

3.5
画の構図が好き。

ストーリーは可もなく不可もなく。
冷徹なトムハンクスもいい。
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