ロード・トゥ・パーディションの作品情報・感想・評価・動画配信

「ロード・トゥ・パーディション」に投稿された感想・評価

ユウジ

ユウジの感想・評価

3.6
まず、俳優陣が豪華すぎる。
見たことない人がいない程贅沢なメンバー。
ダニエル・クレイグの負け顔が意外すぎて度肝を抜かれた。
そう考えたら、それぞれの俳優さん皆意外なキャスティングな気がする。
自分が見てきた映画の印象とはほぼ対象的な演技をされてた。

当時の映画の雰囲気が素敵だった。

裏の仕事でぽかしたメンバーの復讐に殺された家族の仇を討つべく、父と子2人でグループの家族を亡きものにしにいく復讐劇。
 

お互いの隙を探りつつも中々腹割った話が出来なかった二人が、復讐を目的とした途端、距離が近付くという歪な親子関係が良かった。
その中でも中盤の畳み掛けには素直に笑った。重たい空気が続く中での、食事の会話とと車の教習はズルい。
親子としての成長が副旋律となり、ラストに効いていてとても良かった。

息子君、適応力たかい。
どんな事があった後でも寝ろと言われれば寝れるし、やれと言われたらやれる。凄い。

後半のBGMの中、淡々と復讐を遂行していく様はかっこよく思えた。

展開が読める内容だったが、全体的にまとまりが良く面白かった。
T

Tの感想・評価

4.9

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしい…ありがとう、サムメンデス

この年代を描いたギャング映画が好きだ。
アンタッチャブルを見てから、男たちの熱く重厚な物語が大好物になった。
本作はいつもとは違うトムハンクス。
温厚な役をやらせたら右に出る者がいない彼だが、今回はギャングの役。
脇を固める俳優陣も素晴らしい。ダニエルクレイグがソファで横になりタバコを吸う。もうイカしてる。

物語は1つの事件が引き金で走り出す。
お父さんはいつもルーニーさんを手伝ってるんだ。弟に言い聞かせるマイケル。
いやでも待てよ、お父さんって何してるんだろう。
それは当たり前の好奇心だろう。
しかしその思いが歯車を大きく狂わせる。

追われる身になる2人。そして追うのは…残念なジュードロウ。その頭もうちょいどうにかならんのかと思ってしまうけど、変態殺し屋の役だからまあいいよね。

アクションがかっこいいし、特にあの雨の中ルーニーの取り巻きがどんどん倒れていくシーン。銃声なし、音楽だけが静かに流れる。最後に1人残るルーニー。最高に美しい。この2人の絆も心を揺さぶる。
それ以外にも扉の鏡に映るコナーの死体とか細かいカットが素晴らしい。

ラスト、パーディションにたどり着く2人。もうその映像が美しいのなんの。湖の畔で物語の終幕を思わせる。
しかしまだ終わらなかった。
家の中からトムハンクスが外を見つめる。
角度がまた絶妙。
そこにマイケルが駆けつける。見ていてこの時よぎったのがトムハンクスがルーニーに言っていた言葉

“マイケルは天国に行ける”

彼の、息子を自分と同じ道に引きずり込むことは絶対にしないという強い意志を感じた。
そして思い返すと今までマイケルJr.が泣くシーンは出てこなかった。母と弟を殺され父が帰ってきた時も椅子にただ座るマイケルJr.。うなだれる父を見つめるマイケルJr.。
これはまさにギャングであるマイケルのDNAを感じさせる。強い心。
“おまえはどちらかというとおれ似だから”
とマイケルも言っていた。

それがフラッシュバックしたあとの父の魂の発泡。マイケルに人殺しは絶対にさせない。その決意が伝わってきて涙が止まらなかった。そして今まで涙を見せなかったマイケルがうなだれて泣き喚くところを見て涙腺崩壊した。

ブリッジオブスパイ、1917、ジョーブラックをよろしくをはじめ、トーマスニューマンの音楽は本当にいいな。
父と子の絆を描いた隠れた名作。
スタンディングオベーションです。
るい

るいの感想・評価

3.6
殺し屋である父と、その家族を描く一味違ったマフィア作品。長男が父親の仕事現場を見てしまった事をきっかけに、妻と次男が殺害される。父と子は逃げながらも復讐を果たしていく。物語の中で長男マイケルが逞しく自立していく様を見ると物悲しくなる。父サリヴァンもさいごまで良き父親の役割を果たす。トムハンクスさすが。
こにし

こにしの感想・評価

3.4
トムハンクスマフィアのマフィアが以外だったけどもちろん似合っていた。
あのタイプの殺し屋あんまり好きなタイプじゃないけどジュードローかっこいい
ちょい役まで豪華で見てて面白いしボスの貫禄といったらもう。海外マフィンは圧がすごい。
これは『ゴッドファーザー』というよりもコーエン兄弟の『ミラーズ・クロッシング』の焼き直しみたいになっちやった残念作として記憶に残る。主演のトム・ハンクスが凄い大根に見える。何故???

見所はコンラッド・L・ホールによる流麗なカメラワークのみ。中身は大して新鮮味が無い。敢えて『子連れ狼』みたいなテーマに肉薄した監督の作家性は買いたい所。それにしても何かが足りない…。

映像派サム・メンデス監督はたまにこのようなアザとい映画を作るので、少し苦手意識がある。何やら「仏作って魂入れず」みたいな作品である。
名優ポール・ニューマン最後の勇姿。
(次の作品はTVドラマで、さらにその次は『カーズ』で声優。最後の作品は『ミーアキャット』でナレーション。)

ポール・ニューマンは組織のドンの役で、トム・ハンクスは彼に育てられた殺し屋で有能な部下という設定。ダニエル・クレイグはニューマン演じるドンの実子役。トム・ハンクスを付け狙う殺し屋の役にジュード・ロウ。

ある時、トム・ハンクス演じる殺し屋の長男が、父の殺人現場を見てしまうことから悲劇が始まる。父と子の絆の物語。命を狙われる危険に立ち向かっていくなかで、父に対する不信はいつしか固い絆へと変わっていく…。

雨の中に立ち尽くすポール・ニューマンが印象的。

007のダニエル・クレイグがダメ息子役。本当にカッコ悪い。笑

ちなみに、ニューマン演じるドンがドラ息子(ダニエル・クレイグ)に殴りかかる……というシーンは、ニューマンが監督に頼んで採用してもらったシーン。とはいえ、圧倒的キャリアのポール・ニューマンだが我儘ぶりはなく、セリフを変えてもらったのも一字だけだったらしい。

ところで、『明日に向かって撃て』などでカメラを務めてきたコンラッド・ホールが撮影中、急に泣き出したというハプニングがあった。ニューマンを撮影していて、往年の輝きが失われていたことに胸が詰まったらしい…。

子役含め素晴らしい俳優陣で、観ていて楽しかった。

しかし…演技力がズバ抜けていたとしてもトム・ハンクスの殺し屋はあまり似合わない。同じように、ニューマンの演技力は衰えてはいなかったが、マフィアのボスは似合ってない。理知的すぎて、どこか軽いのだ。この手の作品だと、どうしても『ゴッド・ファーザー』のマーロン・ブランドと比較してしまうが、悔しいけど、マーロン・ブランドのドン・コルレオーネには及ばない。

かつて、ロッキー・グラジアーノというボクサーにくっついて役作りをした俳優が2人いた。一人は『波止場』のマーロン・ブランドで、もう一人は『傷だらけの栄光』のポール・ニューマンだった。どちらも素晴らしい映画だが、ボクサーのシーンはどうみてもブランドのほうに軍配が上がる。若かりしころ、ブランドのそっくりさんという汚名を浴びせられて苦労したニューマンだが、ニューマン自身、本作の演技をするにつけ、亡きブランドのゴッド・ファーザーを意識したのではないか。だとしたら、映画人としても、一人のアメリカ人としても圧倒的にブランドに勝る成功者であるポール・ニューマンだが、こと演技に関しては、人生をかけて磨き続けたものの、ついにブランドには及ばなかったといえる。きっと、ポール・ニューマン自身もそう実感し、苦笑していたのではないかと思う。

本作で、ニューマンはアカデミー賞に10回目のノミネート。しかし、助演男優賞としては初めてのノミネートだった。

ニューマンらしい。

偉大な映画人のご冥福を改めて祈る。

そして、ありがとう。
heyshohey

heyshoheyの感想・評価

3.8
アメリカの禁酒時代のマフィアの映画。
ドライブインで食べていたマッシュポテトが妙に美味しそうだった。
jonaco

jonacoの感想・評価

4.0
トムハンクスがマフィア?と思っていたけど
ラストはじーんときてしまった
ジュードロウ演じる殺し屋のあの嫌な感じ、とても良かった
FRANCIS

FRANCISの感想・評価

4.4
北米版子連れ狼のグラフィックノベル原作。怨恨と復讐がもたらす歪んだ愛憎劇、禁酒法時代のマフィアの抗争を描くサム・メンデス×ロジャー・ディーキンズ。

スーツや高級車の黒に強く打ち付ける雨を街頭の光が照らすモノトーン調の撮影による映像美。

妻子を殺され一人残された息子を守るべく殺しの誓いを胸にするトム・ハンクス。頭髪を抜き取り、狂信的な殺し屋に扮するジュード・ロー。父への報われない愛着の暴発を繊細な悪役像で表現するダニエル・クレイグ、望まぬ対立に身を通じていくポール・ニューマンの四者四様の人間模様。

明るい陽の中を走るラストとの明暗の対比、(擬似)家族の関係性・肉親殺しのテーマは初監督作『アメリカン・ビューティー』に続き、『007/スペクター』まで引き継がれる。
 かなり前の深夜のTV放映での鑑賞。前知識なしで全く期待してなかったが、見初めて背筋を正して見ることになった作品。カッコよくて重厚な作品。
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