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壁あつき部屋のottottoのレビュー・感想・評価

壁あつき部屋(1956年製作の映画)
4.3
巣鴨プリズム、ここは第二次
世界大戦で過ちを犯したBC級
戦犯が収容されている施設。
収容者の中の山下は上官・浜
田の命令で現地人を殺め、全
責任を負わされこの施設に入
れられた。そして有ろうこと
か、その浜田が自分の母と妹
にまで嫌がらせをしているこ
とを知る。7年の月日が流れ、
山下は1日の出所が認められ
て浜田の元へと向かうのだっ
た…

小林正樹を初めて観賞。観て
いて心地よく没入感のある映
像は抜群のカメラワークがあ
ってこそ。回想への場面転換
もビジュアル・マッチカット
で滑らかに繋げていて恐ろし
く自然だった。ラストカット
も含みがあって想像力が駆り
立てられる。小林正樹ハマり
そう。
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