ジョンウェイン×野生動物のほぼドキュメンタリーに近い映画。生捕しなければいけないが故に繰り広げられる動物との闘いは迫力満点。特に冒頭・終盤のサイとのチェイシングは何度見てもアガる。
人間模様×動物×歌とハワード・ホークスの幕の内弁当かというほど監督のいいとこづくしな作品。内容はほぼ無い為リアリティーショーを見ているような感覚でとても見やすい。
キャスティングもかなり凝っていて、主要人物にはアメリカだけでなくヨーロッパ各国の俳優が並べられている。ミシェル・ジラルドンはほとんど英語がわからないまま芝居していたらしい…。
『Baby Elephant Walk』(子像の行進)に代表されるように、ヘンリー・マンシーニによる劇中曲もかなり作品とマッチしている。
繰り返しになるが劇中随所にホークス自身によるセルフオマージュがふんだんに盛り込まれていて本当に多幸感に包まれる楽しい映画。