新潟国際アニメーション映画祭鑑賞記録⑥
四コマっぽい背景が殆どない、超ゆるい作品でしょ。。わざわざレンタルしたりするのなんかなあ、、、とずーっと見る機会を失っていた作品。
今回も長編2作、短編5作見たあとで、正直寝ちゃうんじゃないかと心配しながら期待値低めに鑑賞。
結果、、高畑監督!!本当に申し訳ございませんでした!!ナメてた自分が恥ずかしくなるくらい、もう大好きな作品でした!
監督作の中では、パンダコパンダやポンポコが好きなんですが、今回山田くんみて、確信しました。高畑監督のこういうくすっと笑える作品が大好きです!
聞くところによると、高畑監督は先に音声をとってから絵を付けるという作りかたをしているようで、生身の人間の会話のテンポ感が生かされているからこその笑いなのかなと思いました。
また作品のテーマは、伝統的な家族って良いよねという着地ではなく、他者といるのは、楽しいときもあるけど大変。適当にやりながら一人ぼっちではなく皆んなで生きていこう。というメッセージとして私は受け取り、すごく共感できました。
スクリーンの大画面でみるからこそ、線のモニョミョした細かい動きが楽しくて、小さい画面だと逆にこの凄さは伝わらないなと感じました。また細かい笑いが多く、私が見た回は、終始みんなのクスクス笑いに包まれていてその雰囲気も良かったです。山田くんこそ映画館で多く人と鑑賞して楽しい映画でした!