このレビューはネタバレを含みます
ふわふわした世界観の中にリアリティがたくさん散りばめられていた。
重い話もお伽噺のような軽快さが感じられた。
みちこ役の堀北真希ちゃんが若くて可愛い。
お父さんはお母さんがあんな状況なのに、全てを娘に押し付けて消えてしまった上に、他の女の人と出来上がっているなんて本当に酷いと思った。弱くて逃げてしまう。どうしようもない人だと思ったけど、そこがまたリアル。
みちこがどうしようもない心境になった時にパンを捏ねるのが気持ちよかった。
アルゼンチンババアの家がメルヘンでちょっぴり可愛らしい。
高齢出産だからきっと無事ではないだろうと思ったけれど、弟は元気に生まれてこられて良かった。
これでアルゼンチンババアも無事だったらリアリティさに欠けたと思う。
最後に親子がそれぞれの想いを吐露するシーンがいい。