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オープニング・ナイトのGONのレビュー・感想・評価

オープニング・ナイト(1978年製作の映画)
4.8
冒頭の10分で完膚なきまでに叩きのめされた。凄い凄い凄い凄い凄い映画!
カメラワークは『フェイシズ』から格段に洗練されていて、映像の配色も鮮やかでカッチョいい…

ガラス越し+クローズアップによる人物描写と現実・虚構の入り乱れ、視聴者に舞台であることを忘れさせないようワザと組み込まれた邪魔な観客の笑い声(これのせいでシリアスな描写も笑うべきなのか?と勘違いしてしまう)、ジーナ・ローランズの狂演、他にも素晴らしい映画技術が沢山ある。
堕ちてゆく女優がテーマの映画とか演劇がテーマの映画とか苦手なハズなのにこの映画は諸々の熱量が凄すぎて楽しんで観れた。
ただ前半~中盤辺りまでが凄すぎたせいか終盤失速してるように見えたので☆−0.2させてもらいますッ… 『ラヴ・ストリームス』がこれを超えて欲しいという期待も込めて…


追記:ラヴ・ストリームスを観たので。☆4.5→4.7
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