このレビューはネタバレを含みます
TVアニメ版と合わせてずっとDVDを持ってたのだけど、この度BD版を揃えたので、一通り見返してみた。
個人的にTV版もキングオブアニメだと思っているのだけど、この劇場版もかなりのクオリティになっている。
ストーリーのベースには荘子の「胡蝶の夢」に着想を得たであろう要素が見受けられ、夢と現実の狭間をさまよう似た者同士であるスパイクとヴィンセントとの対決が描かれている。
本編と同じでビバップの面々がそれぞれに動いては、自由にまた戻ってくる。キャラクターたちの距離感がまるで猫のようで絶妙だと思う。
そしてなんといっても本編以上にスパイクのかっこいい一面が見られるのが醍醐味。
清掃員を装っての潜入からのモップアクションや、寝ると見せかけて盗聴してたりとか、とてもスマート。
ソードフィッシュによる空中戦もかっこいいし、滑らかかつ力強いジークンドーも拝める。
さらに、オープニングがかっこよすぎる。コンビニ強盗からの超作画の町の雑踏で一気に視聴者の心を掴んでしまう。
これ何度観ても完成されたオープニングだと思う。
ちなみに、本作ではフェイがノーブラだったことも分かる。
