るふり

譜めくりの女のるふりのレビュー・感想・評価

譜めくりの女(2006年製作の映画)
3.0
なかなか…そこそこ?な面白さだった。

子供時分に入学試験で落選した女性の、復讐モノというか…個人的にはサイコ系かなぁといった印象。

少しずつ家庭内に入り込んでかき回していく様子を、冷徹な筆致で描く感じ。カタストロフ系ではないので、良く言えば上品で落ち着いた、アレな言い方だと陰湿でちょっと地味な感じかも笑。80分というコンパクトな作品で、激しいインパクトがある系ではなく、じんわりとした感想が持てる感じ。

クラシックという題材もあるし、ややややBGMを安易に使っている感は残念だったかも。一方、そこそこ重要なシーンでショスタコのピアノ三重奏曲第2番を使う選曲は見事だったと思う。
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