譜めくりの女の作品情報・感想・評価

「譜めくりの女」に投稿された感想・評価

つな

つなの感想・評価

3.0
音楽学校のピアノの試験中に審査員のピアニストの取った行動が、ひとりの少女の人生を決定してしまう。その後、そのピアニストの家族にひたひたと忍び寄る悪意。
ちょっと逆恨みでは…と感じたし、復讐も都合よく展開しすぎるとは思ったけど、いかにもフランスといった優雅で冷ややかな画面は美しかった。
寂々兵

寂々兵の感想・評価

3.8
『テオレマ』に始まる「平和な一家に余所者」系譜のフレンチ・ミステリだが、この女の目的が復讐なのか、そうでないのか、感情の機微も劇伴もなく始終不穏な日常生活が続く至高の80分。画面を豊潤に魅せるためだけに用意しましたと言わんばかりの室内プールや生垣の迷路で戯れるデボラ・フランソワと少年!老いと若さが対立する構図なのでオゾン的だが、ブルジョワがジワジワと崩れ落ちていく点ではシャブロル的でもある。ドゥニ・デルクール作品はこれ以降日本に入ってきてないようで残念。
ヒラタ

ヒラタの感想・評価

2.9
うまく行き過ぎている気がするが、まぁ映画なのでヨシとしてもツッコミどころがある。
メラニーの美貌とセクシーさで見ていられた。
逆恨みとも思えるし仕返しも地味だった。

このレビューはネタバレを含みます

カトリーヌ・フロ目当てで鑑賞。

雰囲気は上々。
ちょっと暗くて謎めいたテイストが、テーマとマッチしていました。

ストーリーの意外性こそ弱いものの、クライマックスまで果たして「どちら」へと向かのか?
見慣れた方には始めから解りきっているかもしれないけれど、ハッピーでもバッドでもない、完全に傍観する形でラストを迎えられるというスタイルは純粋に嫌味なく楽しめました。

お相手役のデボラ・フランソワは「タイピスト!」のヒロイン役の方。
また違った魅力を漂わせていました。
Canape

Canapeの感想・評価

3.5
記録 ピアニストと譜めくりの話。人生の傷が深いようにその執念と徹底的な復讐にかける思いは計り知れない。抜かりなさに圧倒される。
hotkeiko

hotkeikoの感想・評価

3.0
実に執念深い女の話。
直接手を下さず、ピアニストの心を掴み、息子の手を潰し、家庭も壊す。確かに悪いのはこの女だが、気を散らす自分も悪かったとは思わないものか⁈
何にせよ、とても面白かった。
子供の頃にピアニストの夢を断たれた女が、原因となった女性ピアニストに譜めくりとして近づき、復讐するお話。

復讐といっても派手な仕掛けや事件はなく、ターゲットとなった女性ピアニストとその周辺が静かにボロボロと崩れていく感じがなんともフランスらしい。
ヒタヒタやってくる不気味さ。
繊細で冷たい復讐劇にこっちも静かに静観した…



って言いたいところだけど、ツッコミどころが多くて

「ただの逆恨みやないかい!」

「うまく行き過ぎやないかい!」

「メンタル弱すぎるやないかい!」

「恋に落ちるんかい!」

「息子はただの被害者やないかい!」

と、1人でツッコミまくり。

「ただの逆恨みやないかいっ!!」
は、何度言ったことか。
逆恨みこわいこわい。
そして、私は復讐のターゲットとなった女性ピアニスト役のカトリーヌフロが好きだからどうも主人公に共感出来ず。

でも、静かで冷たい世界観と、ピアノ音楽の繊細な感じが素敵に交わっててお洒落な作品になってた。
怖い怖い。人の恨みって何て恐ろしいのだろう。しかも完全に逆恨み。 高名なピアニストの何気ない行動で夢破れた女の復讐劇。静かにじわじわ心理的に追いつめる。どう出るか全く予期できぬ雰囲気、これって仏映画ならでは? ラストは好みが分かれそう。
全体的に陰湿な描写が多かったです。しかし、どこか日本人的な親近感を抱きました。
弓

弓の感想・評価

2.6
うーん…
なんか全体に中途半端な印象。
もっとごりごりえげつなく復讐してくれたら見応えあったのになぁ。
アリアーヌを誘惑したという挑発的なシーンもとくになかったし。アリアーヌがメラニ-に惹かれる理由がいまいちピンとこなかった。

そもそも試験中にサインに応じたから恨むって…自分の集中力に問題があるんじゃないかな。せめて恨むならサインをせがんだ女か、試験中に部外者を部屋に入れた音楽学校。
それにメラニ-の父親は試験に落ちてもピアノのレッスン続けて良いと言ってるのに自分の意志でやめたわけだし。

それでも復讐するというならもっともっと頭を使いぐいぐいアクションしてくれたら見てて面白かったのに。
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