子供の頃からマフィアに憧れて、実際にマフィアになった青年の人生を描く。
良くも悪くもマフィアのリアルな生態を描き、美化されないマフィアの醜悪さ、卑劣さ、貪欲さなどをまじまじと感じさせる作品です。
犯罪者が主役のアンチヒーローものを想像していましたが、マフィアはそんなにカッコ良いものではないと教えてくれる映画です。
人はたくさん死ぬが大きな事件があるわけでもなく淡々とストーリーが過ぎていくのですが、150分という時間を飽きさせないのはさすがマーティン・スコセッシ。
原題の単数形"Goodfella"は、直訳すると「気の置けない友達」という意味で、マフィア界の隠語では「自分と同じ組織の所属にある者」という意味だそうです。
「物心がついた子供が野球選手や消防士にあこがれるようにマフィアの一員になる事を夢見ていた」