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ヒミズのryskのレビュー・感想・評価

ヒミズ(2011年製作の映画)
4.1

なぜか僕は最終的には明るい気持ちにさせられた。


過酷な人生だけど負けんとする住田と、自分の影を彼に重ねて支えていこうとする茶沢。
彼らには明るい未来が待って気がする。

殺人、暴力、家庭放棄、借金、
社会の闇がかなりリアルに描かれていて重い部分はとことん重いです。
しかし、それがあるからこそ時折見えてくる希望に幸せをとても感じます。

むしろしんどい時に見たい。
こんなに住田はタフじゃねえか!俺何してんだ!ってなる。

この作品から染谷将太と二階堂ふみちゃん好きになりました。

まあ皆さんが言ってるように、被災地の映像を使う必要があったのかなとは思いますが…
不謹慎だけど、深い意味は特になく、あの廃墟的な画を本作の絶望感と絡めて使いたかっただけな気がする。
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