ヒミズの作品情報・感想・評価

ヒミズ2011年製作の映画)

上映日:2012年01月14日

製作国:

上映時間:129分

ジャンル:

3.6

あらすじ

「ヒミズ」に投稿された感想・評価

gonza

gonzaの感想・評価

3.0
さて、『ヒミズ』観ました。
映画版は原作と違ってなんか前向きだって噂と、
twitterで観た人の感想が気になったのとで、
「んじゃ観ようかな~」と重い腰をあげる。(笑)
 
んで感想。
う~ん…やはり重い。そして暗い。(苦笑)
でも原作と違って『希望』はあったかな?と。
原作の何の救いもないラストを考えれば、
映画での結末は、原作を読んで澱みきった僕の心を僅かながら救ってくれた。
この作品って『火垂るの墓』とある種同じなんだよね。
主人公の歳がお互い14歳ってのもあるし、子供だと、この物語に訪れる出来事の数々を、
どう処理すりゃいいのか、考えが及ばない。
 
それは『頼る事』と『甘える事』が一緒だと考えているからだ。
 
主人公・住田は大人全般を敵視している。
いや、自分以外の人間すべてを敵視しているのかもしれない。
だから独りでこの状況をなんとかしなくちゃ、と躍起になっていた。
 
だが、その状況の多くは自分自身が招き寄せた『縁』に他ならない。
 
汚い大人たちに囲まれ、挙句「お前なんかいらない」と親に吐かれ、捨てられ。
自分が不必要な人間だと思い知るには十分すぎる仕打ちだ。
それは住田くん自身の『うらみつらみ』が呼び寄せた『縁』なのだ。
そして逆に住田くんを慕い、想いを寄せる人達もいる。
それもまた『縁』なのだ。
 
『波長同通』。それがこの映画の底辺にある。
 
僕は正直、漫画原作には異議あり派なので、映画も同じモチベーションだと思ってた。
でもラストをひっくり返してくれた事で、たったそれだけで救われました。
『希望』は確かにありました。
 
映画の冒頭で先生が言っていた「夢を持とう」って言葉を、
最初は住田くんも茶沢さんも否定していたけど、
ラストでは警察に自首する道すがら、頑張れと叫びながら走っていってる。
映画観て「やっぱそーだよな~」と思ったし、それが人生のすべてなんだよね。
 
ずーっと一貫して「お前らみたいなクズにはならねェ!」、
「立派な大人になってやる!」って、住田くんは叫んでたけど、
そこはスタートラインに過ぎない。
本当に立派な大人ってやつは夢を叶えた人間の事をいうんだと思う。
その過程で出会う人間、事柄を飲み込む事こそ成長なのだ。
 
映画のラストでふたりはようやくスタートラインに立てた。
そんな気がします。
 
個人的には住田くんの孤独は理解できる。
思春期にはよくある感情だし、自分を誰も理解してくれない、
っていう疑心暗鬼と被害妄想はこの頃にはよく襲ってくる。
でも僕の場合、救ってくれたのはロックンロールだった。
爆音のロックだけがこの頃の唯一の救い。
美人の同級生に心配される事もなかったしね。(笑)
 
本当の孤独ってのは、周りに理解者がいない、
愛してくれる人が誰もいない、という事じゃない。
「僕は、私はこれだけは譲れない」というものを一つ持っていないこと。
その心に情熱の炎が灯らない事を言うんだ。
 
何かを好きになれれば、生きてるのが楽しくなるし、
自分が誰なのかも必然と思い出せる。
 
だから『夢』って大事なんだよ。
 
しッかし、園子温監督、どんだけ神楽坂恵使ってんだよw
嫁はんの色気半端ナシ!(笑)
まぁ色っぽいしイイんだけどさw
 
yamagmi

yamagmiの感想・評価

5.0
原作を読んだ人には結末は違く、
違和感を感じるものかもしれんかもです。
しかしながら、
悩みは人それぞれ。
傷ついたものたちへ、
震災を通し傷ついたものたちを例に、
光へ光へともがく全てのヒミズたちへ、
そんな俺らへのエール、希望を抱かせて
くれる作品だと思います。
人知れずもがくヒミズ、
いろんなところで戦う、
住田まけるな!
住田がんばれ!!
チ

チの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

漫画と結末が全然違うけどこれはこれで好き、、です でんでん好き
めっちゃ疲れた感情なくなったサイコだこれサイコ好きがみたら絶対に感情なくなる泣いた眠気がこなくなるボロボロになりました^o^
相鉄都心直通記念ムービーの二階堂ふみさん染谷将太さんが最初に共演した映画!
バラの花とネイティブダンサー、最高ですね!
(ここまで相鉄ムービーの感想です笑)

この間の時効警察でも再共演をしていましたね

パッケージの先入観でKOTOKOのようなずっしり辛い重たい映画だと思って観ていなかったのですが、少し違いました。観れてよかったです

自分が二人と同じ状況にいたら耐えられないな…

ネグレクト、育児放棄に対して自分が言えることは何もありませんが、一鑑賞者として最後の走り出すシーンは前向きで素直に良いなと思いました
qqq

qqqの感想・評価

4.5
青い、けどわかる、苦しい、。園子温作品は派手すぎて引いてしまうこともあるが心情はわかりやすいし、登場人物の強い感情に魅了されてしまう
〈堕ちることすらできない〉

 死んでしまいたい、殺してしまいたい。いっそ、そうしたほうが楽になれる。しかし、そこまで堕ちることができない。ああ、不甲斐ない。自分のなかで自分がますます惨めに思えてくる。

 終盤、「価値観を無理やりにでも変えなきゃダメなの」という茶沢(二階堂ふみ)のセリフが刺さる。詩の言葉を真似て見せたりと終始説教くさかった茶沢だが、ここは感覚的に的を射た発言をしていると思った。『ジョーカー』でもなんでも人間の思考が歪んでしまう原因の多くは外的な環境にあるのかもしれないが、その歪んだ思考をどこかで断ち切るのは自分なのである。その一歩を踏み出すのがいかに難しく、その道のりがいかに長いかを感じさせるラストであった。

 また、あのラストからは、その一歩踏み出す姿が他人を鼓舞するというのも伝わった。茶沢もまた不条理な人生にもがき苦しみ、自分ではどうすることもできない人間だ。とはいえ、なぜ茶沢はあそこまで住田に固執したのか。それは、自分と似たような境遇に立つ人間でかつ“自分のことをどうにかしそうな”住田に、自分の思いを託したかったからなのではないだろうか。他者が一歩踏み出す姿を見たかった。だからこそ、住田が人を殺めることや自殺することを、茶沢は心底危惧していた。まるで自分もその道を辿ってしまうように感じたから。
——————

 とはいえ、手放しで称賛することはできない作品でもあった。不遇な暮らしをする人間にスポットを当てているようで、実は主人公たちの存在がフィクショナルすぎるように感じるのだ。やや『どですかでん』にも似た虚構的貧困区域。服装は綺麗だし、食事するシーンもないから、不衛生で困窮しているはずの生活感が見えてこない。食事シーンで人物を説明するのは園子温監督お得意のはずなのだが。たまに主人公が街を徘徊するとおかしい人間とばかり出くわすのにも首を傾げてしまった。

 しかもその一方で、被災地の描写は繰り返しフィーチャーされる。製作直前に東日本大震災があったため、原作にはなかった震災の要素を急遽盛り込んでいるらしい。しかし、『凪待ち』のように主人公らの生活の近辺から震災の匂いが漂っているわけではなく、あくまでセリフと情景描写で説明するにとどまっているから、なんだかとってつけた応援歌という感じであった。
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 それでも、総合的には圧倒的に好きが勝つ作品。負け犬の頭をぐらんぐらんと揺らすパワーはものすごく感じたし、それでいて主観的すぎもせず、案外バランスの取れた作品であった。なによりマストロヤンニ賞W受賞の染谷将太、二階堂ふみの演技にぶん殴られた。園子温ファミリーも惜しみなく登場し、新星を支える。
お父さんを殺すシーン、一回空から映すカメラワークとても好きだった。鳥になれた。
なんだってわかる。自分のこと以外なら
Yui

Yuiの感想・評価

4.5
ヒューマン☆☆☆☆
スリル☆☆☆☆
おススメ☆☆☆
個人的にすごい好きな作品。
染谷将太、二階堂ふみは間違いない。キャストがぴったり。
自分の代わりに染谷くんが動いてくれてる感じ笑
NT

NTの感想・評価

4.3
住田くんが茶沢さんのことバッチバチに叩くシーン、3回目にして声出して笑っちゃった。
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