てしこ

ヒミズのてしこのレビュー・感想・評価

ヒミズ(2011年製作の映画)
3.6
虐待や暴力、殺人に溢れた作品。本当に酷い話ばっかりだけれど、こういう世界が実際に存在することは否めない。人間は弱い生き物で、何かをきっかけにとめどなく堕ちていってしまう可能性はあるけれど、その憂さ晴らしの対象が子供という無力で罪の無い存在に向けられるのは、本当に悲劇だと思う。
賛否両論あるけれど、絶望的な状況の中にも一寸の光を感じさせてくれる本作が私は好きで、希望を持つことができるというのは人間の極めて優れた能力だと思った。
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