行動隊長伝 血盟のjita4649のレビュー・感想・評価

Vシネマではあるが、それをも感じさない男のドラマが本作にはある。主役の竹内力はこの頃が一番油が乗っている時期だし、アニキがのし上がる為に自分の身を削らなければならない、でものし上がらせたい、そんなジレンマを感じる主人公をサポートする京本も見事にクールに演じきっている。音楽も哀愁漂う本作の雰囲気に見事にマッチしており、脚本も任侠を描かせればピカイチの武知で相変わらず重厚な作品に仕上がっている。Vシネマ入門にはオススメの一本。