いわはる

ブラックホーク・ダウンのいわはるのレビュー・感想・評価

ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)
4.1
これも日本では作れない映画のひとつ。
日本は敗戦国なので、アクションよりも戦争の愚かさ悲惨さを前面に押し出した映画が多い。

今作はアクション要素8割、戦争は悲惨だ描写2割ほどに感じました。戦地に出てからは兵士たち間で指示が飛びまくる。短く簡潔な実際の戦地さながらに緊迫感を孕むそれは、見ているこちら側も気を抜くと撃たれるのではと集中力を急上昇させられた。

そして兵士らの名前が呼ばれているものの、その名前と顔が全然一致しないままに映画が進んでしまう点について。自分はこの方があくまでも“駒”感が出ていて、リアルな印象を受けた。日本だと故郷の母ちゃん嫁さん子供を交戦中に回想したりする。ソマリアだと即死です。

残念な点は特に意味があるのかどうかわからないソマリア人のバカ描写。墜落したブラックホークの回りでウェイウェイやっとるやつら。プロペラの上で飛び跳ねるやつ。それ描かなあかんかねと疑問。
いわはる

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