えんはに

リディキュールのえんはにのレビュー・感想・評価

リディキュール(1995年製作の映画)
3.6
人命がかかった1つの発案をする為に宮廷で“機知(エスプリ)”を生かして華々しい社交界参入を果たさねばならない────この作品通しての矛盾を『リディキュール』、滑稽としてるのがセンスある。

京都の“いけず”とも、(作中でも比較されてるけど)英国の“皮肉(irony)”とも違う、フランスの宮廷文化を窺わす“機知(エスプリ)”の腹黒い絞り合いの様子が、意地悪で頭の回転が良くて楽しい。

ひねくれてる人には刺さるかも。

ラストのベルガルド伯爵のシーンは好き。
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