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十三人の刺客のこっこのレビュー・感想・評価

十三人の刺客(2010年製作の映画)
3.8
三池監督作品を観るのはたぶん、これが最初だったと思う。
松方弘樹さんはじめとする13人の刺客の剣は、稲垣吾郎演じる殿様に向いているのです。
冒頭の暴力シーンだけでも、体温が奪われていくような怖さを感じるのに、目はしっかりあけて、殿様の暴挙、暴力、を目に刻み続けている自分。
こんな殿様、いらねえ!だれか、どうにかしてくれねえかー?と心の中で叫んでいた。
クライマックスの、松方弘樹さんの殺陣がさすが時代劇を支えてこられた方だけある、重みのある刀さばきを観ても、
全く動じない稲垣吾郎演じる殿様。
怒りが画面からあふれ出てくるかのような。
怒涛の作品です。松方弘樹さんと稲垣吾郎さん、すごいです。
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