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ホノカアボーイの2134のネタバレレビュー・内容・結末

ホノカアボーイ(2008年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

真田敦さんという広告クリエイター出身の監督の作品と聞き、鑑賞。
原作はポータークラシックを立ち上げた吉田怜雄さん。
まずは、岡田将生がはまり役でした。キャスティングした方に拍手。
この役ができるのは岡田将生しかいない、と思わせるくらい、爽やかで嫌味が無い、愛されるフェイシング。コミュニケーションの不安定さを表現するのも上手。
そして、倍賞千恵子(ハウルのソフィーの声優さん)もすごい。
偏屈なおばあさんの表現がバランス良い。
なんていうか、偏屈と聞くと嫌味を言いまくる、人相から滲み出るような偏屈を想像していて、そんな役のおばあさんだったら見るのもしんどいと思っていたけれども、偏屈というよりは不器用、という表現が近いのかもしれない。偏屈と不器用は紙一重と学びました。
また、ゆったりと流れる時間は間違いなく心を癒してくれます。
ストーリー展開はほぼないのに、場面もほぼダイニングなのに、心を動かされる。
年齢が理由でしちゃいけないこともできないこともない。
誰かのために何かをすることが大切。

色々学びのある映画でした。
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