劇場版クレヨンしんちゃん第7作。
野原一家が温泉を守る秘密組織とともに、悪に立ち向かいます。
タイトルの通り一応温泉がテーマとなっていますが、温泉要素はそこまで色濃くなく、ミリタリーに怪獣映画、さらにクレしん映画恒例のファンタジー要素が入り混じり非常にまとまりのない作品になっています。
野原一家不在のシーンが多いのも特徴。出番の少なさが積み重ねの薄さに繋がってしまい、その結果ラストバトルも盛り上がりを見せてくれません。
温泉描写やマニアに嬉しい伊福部サウンドなど、ひとつひとつのクオリティは決して低くないためとにかく練り込みが足りない印象でした。