経年変化

われら巴里ッ子の経年変化のレビュー・感想・評価

われら巴里ッ子(1954年製作の映画)
4.0
マルセル・カルネによるボクシング映画。『陽は昇る』のジャン・ギャバンとアルレッティが夫婦役でジムを経営してる時点でもうグッときてしまう。
才能はあれど恋愛に憂き身をやつすローラン・ルザッフルの将来のためにフェードアウトする女(知らない女優さんだった)、ジャン・キャバンの人生経験が浸透した重みある言葉、そしてイヴ・モンタンの素晴らしき歌声。あらゆる者が青年をサポートするラストに落涙。
いいじゃないか、少しぐらい寄り道したって