うめ

マイティ・ソーのうめのレビュー・感想・評価

マイティ・ソー(2011年製作の映画)
3.3
 うぅーん、やっぱりアメコミ映画だったなぁという印象。これはもしかしたら原作の漫画を読んでいれば、事前情報や(ある人は)思い入れがあるから面白いのかもしれないけれど…正直、何もない状態で、またマーベルシリーズの一つではなく単体の映画として観ると、目新しい部分はほとんどない。ストーリーは神様(地球人がそう思っているだけで実際はアスガルド人ってことなんでしょうが…)の兄弟、ソーとロキの壮大な兄弟喧嘩(笑)。そうだとしても、ソーの感情変化が少し短絡的だし、ロキは結局どうしたかったのかよくわからなかったし…感情移入できるポイントがなかったのである。
 あとは北欧神話がベースなら、序盤から紹介してくれたら、もっとアスガルドをわくわくしながら観られたような気がするのだが…それは知っとけよってことなのか(笑)?ともかくもう少し魅せ方があったのではと思ってしまうのだ。
 個人的にスウェーデンの俳優、ステラン・スカルスガルドが観られて嬉しかった。また、あんなコスプレ祭りのような環境(私にはやっぱりそう見えてしまったのです。あの世界には入り込めんかった…)のなか、アンソニー・ホプキンスだけ異様に貫禄があり「やっぱ、すげぇな…」と思った。
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