2020/09/12
監督 スティーブン・フリアーズ
ジョン・マルコヴィッチ
ジュリア・ロバーツ
【生まれたのか?目覚めたのか?】
有名古典小説を原作に、凶暴な二重人格に苦悩する男と、彼に惹かれていく召使との物語を描くゴシックホラー。
マルコヴィッチでもう一本。
二面性の主人公役のJ・マルコヴィッチは流石の巧さ、生真面目な博士と狂気の裏人格を見事に演じ分けていました。
彼に惹かれる女性役のJ・ロバーツはあまり評判が良くなかったようだが個人的には悪くなかった記憶、貞淑で暗い過去を持ち、優しいジキル博士と激しいハイド氏の間で揺れ動く感情を演じていました。
90年代のこの頃は、「ドラキュラ」や「フランケンシュタイン」など古典ホラーがこぞって映画化されていた記憶。
どこさ古めかしく、そして哀しげなラストが印象に残った一本です。
鑑賞日 1997年頃 VHSにて