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秒速5センチメートルの8のレビュー・感想・評価

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)
3.6
新海作品は真夏の描写でも何となくセンチメンタルというか、心臓をぎゅっと掴まれるようなそんな感覚が続く。
男と女の違いをまざまざと感じさせる内容だった。

煮え切らない、というかハッピーエンドでは無いのが苦しくて切なくて良いね。
山崎まさよしもそんなに興味無かったけど、こう聴くと悪くない。

どのレビューにも書いてるけど、新海作品の好きなところはリアリティーのある描写。
しかも男性目線ではあまり気付かないような繊細なところまで描かれていてとても好き。
まとめきれずに出ている後れ毛とか、肩に落ちるキャミ紐とか、自堕落な生活をしている男の洗面台の鏡の汚れとか。

私はこの終わり方好きだけど、好き嫌い分かれるだろうなあ。胸糞悪い人も居るだろうね。
そう思うと君の名は。の終わり方も含めてあの作品がヒットしたのも納得がいく。

新海作品大好きなんだけど、人物の作画と声優がいつも残念なんだよなあ、、
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