美しい映像です。
でも心揺さぶられ共感できる気持ちをほとんど汲み取ることができなかったのは私が歳を取りすぎたせいでしょうか?
「桜の花びら」「打ち上げ」「サーフィン」「携帯メール」などの散りばめられた面白そうなエピソードが、連続したシークエンスとして意味あるレベルまで押し上げられていないのかなと思いました。
ある種のポエムとしてそこから何かを読み取ればいいのかもしれないのですが、前述のとおり私の錆び付いた感性では意味あるものは感じ取れず...。
「切なさ」を描こうとしたのはわかりますが、第3話での主人公の情けなさと話のグダグダぶりに前の2話の面白そうな前フリまでも消し飛んでしまいました。
短い映画ですがとても長く感じてしまったのは、そのあたりのまとまりのなさに原因あるのかもしれないです。