庵野監督作品のルーツの一つということで鑑賞。監督、100回(!)以上観ているとのことで、まずその事実が凄すぎる…もう撮り方やテンポとかが完全に血肉になっているんでしょうね。
とにかく凄惨な場面の乱れ打ちで、娯楽性もありますが、最後の方になるともうあまりに陰惨すぎるため、グロさやエグさを感じる感覚が麻痺ってくる感さえあります。
血と炎、狭くて暗い洞窟、軍人たちの切腹、民間人の断末魔の悲鳴と、死のメタファーが続いた後に来る、水を飲む子どものラストカットが、とにかくバイタリティーに溢れきっていて強烈に印象に残りました。