ノア・バームバックの過去作を少しずつ追っている流れで鑑賞。
これもすごい好きで、それはなんでなのかといえば、誰かと出会ってから、その後のいろんな繊細な感情の移り変わりを描いているからだと思います。
相手を美しいと感じ会いたくなるとき。自分が好かれるところ。相手を猛烈に嫌悪してしまう部分。そこまでの相手じゃないという態度で甘えすぎて嫌われたり。人の感情の描き方が好きです。
あとは、細かく笑えるところがいっぱいあるところも好きですね!
グレタ・ガーウィグの口びるのデキモノを見つけるあたりのシーンや、プールサイドでベン・スティラーが軽食を用意してるところの各キャラクターの描写などは、ちょっと意地悪な視点で笑わせるノア・バームバックの持ち味ですね。
ただ楽しく見れる反面、ベン・スティラーの神経質なあの感じは生々しくて、身につまされ少し恐ろしくもありました。