名言
開いている窓があまりに多く
時間はあまりに少ない
二番目に上等な服を用意しろ
この街の自由などバチカンの意思一つでたちまち消え失せる
あらすじ
18世紀Veniceの恋愛コメディ。
異端者の色男カサノバが本気で恋したのは強かで賢明な女性フランチェスカだった。
感想
ヴェネツィア好きでヒースレジャー好きでコメディ好きの私にどんぴしゃでした。
仮面舞踏会でカサノバが二人の人物を演じ分ける場面がお気に入りです。
ピュアが取り柄のヴィクトリアがカサノバに欲情したり舞踏会の机の下でドSっぷりを発揮したりで貞操が乱れまくっていて笑いました。
軽快に人間関係が移っていきますがすべて奇麗に収まっていくので気持ちが良かったです。
メモ
カサノバは実在の人物だそう。
Wikipediaの以下の文章が彼の人物像の要約
カサノヴァは時にビジネスマン、外交官、スパイ、政治家、哲学者、魔術師、20作以上の著作をもつ作家そしてドレスデン、ジェノヴァ、トリエステ、マドリッドで作品が上演される劇作家として立ち働いたが、その生涯のほとんどにおいて、単一の「生業」を持たず当意即妙のウィット、幸運、社交上の魅力、そしてその対価として人々が提供する金銭でもって生活していた。
カサノバはただの色男ではないらしいです。本作はフィクションですが彼のプレイボーイたる1面に加えて知性を感じる言葉や振る舞いがうまく表現されていたと思います。にしてもヒースレジャーが適役すぎる。
フェデリコ・フェリーニ監督も彼を題材に映画を作っているらしいので今度見てみよう。