兎にも角にもランボーが報われなさすぎて………ラストの子供のように泣き喚く彼の姿に涙せずにはいられない。戦争を映画というエンタメとして認識している我々も含めて、ランボーに一度ボコボコにされるべきなのかもしれない。
こういう映画を観ると、これをただのアクション映画と揶揄していいものなのかと迷ってしまうが………アクション映画としては正直イマイチだったかなーと。ラストのような大爆発を全編通してやってみて欲しかったし、あのクソ警察も拷問ばりにフルボッコにして欲しかった。だが実際にベトナム戦争で使われていたトラップを映像に取り入れている点はとても素晴らしい。兵士たちが「助けてくれーｯｯｯ!!!!!」と喚いてる部分も含めて非常に痛快なシーンだ。
にしてもスタローンのもう一つの代表作である『ロッキー』とは大分作風が違うなぁと。当たり前だけど。さしずめ「光」のロッキー、「闇」のランボーと言った所か。
