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ランボーのnaeのレビュー・感想・評価

ランボー(1982年製作の映画)
3.2
当時のアメリカ国内でのベトナム戦争に対する凄まじい世相。それを象徴する作品の一つに思います。
戦争は終わったはずでした。にも関わらず 、同じ国民からは人殺しと罵られ、共に生き残った戦友たちは後遺症で死んでいき、社会からのケアは無いどころか日陰者のような酷い扱いを受ける。これが戦争の「英雄」の姿でした。
終盤にランボーは、「俺にとって戦争は終わっていない」というようなことを叫びますが、期待がなく光も差さない社会は彼にとってはとてつもなく生きづらく、ベトナムの戦場と大差なかったか、もっと苦しかったのかもしれません。
アクション映画ですが、すごくやるせない気持ちになりました。
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