たろす

ブタがいた教室のたろすのネタバレレビュー・内容・結末

ブタがいた教室(2008年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

意外と評価が低くてビックリ。

命を「頂いて」生きていることを、改めて考えさせられる映画。

育てたブタを下級生に引き継ぐのか、食育センターへ送るのか、クラスでの話し合いのシーンは台本がなかったらしい。
子ども達自信の意見を自分の言葉で言ってるから、感情がビシビシ伝わってきた。
もし私が小6だったら、どちらの側で意見するかな?なんて考えながら観てた。

実話を元にした話らしいけど、どこまで忠実なのかな?
ブタを飼って食べます!というところから始まる映画だから、そこに行き着くと思ってたのに話がだんだんずれていく感じがあった。そこだけどうにかならなかったのかな、と。

結論を子どもたちに委ねるなら最初からその程で話を進めていった方が映画として観るにはよかった気がする。それと、夏休み中のブタの食事のこと考えてなかったり、慌ててブタの引き受け先探したり、もっとちゃんと準備してー!先生ー!ってなった。

でも作品として大事なことは、食育について考えることだからまぁその辺は置いておいて評価した。

日本じゃペットの犬猫だって、食用として食べてる国があるらしい・・ウサギだってスッポンだって食べるし・・・。鳥だって豚だって牛だって、当たり前のようにスーパーに並んでる。残酷だけどそれが命を頂くこと。

問題提起的な意味ではすごくいい映画だったと思う。子どもたちと一緒に泣きながら観た。
たろす

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